日曜日が休めるようになり、バイクに乗る機会も増えてきた今日この頃。友人の雪風氏が「どこかに軽く走りに行こう」と
誘いがあった。断る理由は全くないのだが、今年の夏は暑いッス！
…ということで、比較的涼しい午前中に出て帰ってこれる、そんなプチツーリングを企画した。
雪風氏の実家は我が家に近いため、近所のコンビニで待ち合わせる事になった。
時刻は朝８時。曇り空と言うこともあり、そこまで暑くはない。んー、なかなかナイスアイディア！と自画自賛しながら、弟と
共に雪風氏の到着を待つ。１０分ほどすると、ゴツいカワサキ・サウンドを轟かせながら雪風氏登場！
雪風氏の愛車、カワサキＧＰＺ９００Ｒ。実はこのマシンは２代目で、
事故により廃車となったマシンと同型機を再度購入するという、
根っからの「Ｎｉｎｊａ」ファンである。
カスタムポイントはマフラー・サス・ハンドル・ブレーキなど多数！
流石「キング・オブ・カスタム」のＮｉｎｊａである。
一息ついたところで、目的地の「もみの木森林公園」へ向かう。国道１９１号線を北上するのが一般的なルートだが、それ
では面白くない！と雪風氏。自らが夜も寝ずに考えた（かどうかは不明）ルートで行く事になった。
集合ポイントの沼田から県道３８号を北上し、県道７７号線に入る。片側一車線の比較的走りやすい道だが、田舎道である
ため交通量は皆無。朝の清清（すがすが）しい風を感じながら、ヘルメットのシールド越しに移る景色を堪能する。１０分ほど
走ってわき道に入る。標識には県道７１号線と書かれている道だが、狭い山道。どうやら雪風氏がセカンドマシンのオフ車で
発見したルートらしいが、オンロード・ハイパワー車にはかなり厳しい道であった。というのも、道には枯葉や小枝が散乱して
所々砂利が浮いている。オフ車なら問題ないかもしれないが、タイヤ幅があるＲ１などではタイヤを取られて走りにくい…。
自分のテクニックが「まだまだだっ！」という事を思い知らされた。
国道４３３号線に出てから、湯来町役場前で休憩をとる。が、ここで弟が「ガソリンがない」と訴えてきた。ツーリングに行く
ときはガソリン満タンが鉄則じゃあ！という雪風氏の説教の後、ガソリンスタンドを探す。が、日曜日の早朝でしかも片田舎
の山中では、開いているガソリンスタンドを探すのは困難では！？…というのも杞憂に終わり、僅か１０分後に発見（爆）。
ＣＢＲは満タンとなる。
弟「あさなま」のＣＢＲ９００ＲＲ。中古で購入したばかりだが、早くも
ナサート管が装着されている。 レース専用パーツだが、音はとっても
静か。どうやら私の知らないうちに、日本の騒音規制 が強化されて
いた…。気分は浦島太郎！である。
ガソリン補充後、再び走り出す御一行。時間は１０時を回り、クルマの量もやや増え始めた。が、早めに移動したお陰で既に
目的地近くまで来ていたなんしぃたちは、すぐに目的地「もみの木森林公園」に到着した。
ここ「もみの木森林公園」はその名前が示すとおり、あたり一面が「もみの木」で覆われた休暇施設。宿泊施設もあるが、
テントを持参すれば本格的なキャンプも行える。また広い芝生の斜面があり、冬には積雪があるのでスキーが楽しめる。
そう、そしてここはツーリングスポットとしても有名で、バイクのみならずクルマも雑誌のイベント会場にもなる。広島のライダー
であれば、一度は耳にした事がある場所だと思う。
かく言うなんしぃも、バイク乗りになってからは幾度となく訪問している。ここではアイスクリームを買って食べるのが、私の
の儀式である。早速購入しに観光センターに入ると、やや大きめのクマの剥製が出迎えてくれる。この状態では流石に怖くない
が、山中を歩いていて遭遇したら…死んだフリだ死んだフリ！
なかなか豪快なポーズのクマ。カメラ目線でないところがニクイ！
３０分ほど駄弁った後、早くも帰宅の途へ。
そう、今回のツーリングは午前中のみのショートツーリング。涼しいうちに走って夏の景色を堪能するのが目的だ。帰り道は
細い国道４８８号線を通り、湯来の農村のわき道を通りながら、その情緒ある景色を楽しんだ。そこからは国道４３３号線を
北上し、国道１９１号に抜けて広島市へ。途中暑くなり始めたのでコンビニに寄り、こまめに水分補給を行った。
コンビニで休憩中のひとコマ。ＣＢＲを見ながら駄弁っている二人が、今回同行した雪風氏と「あさなま」氏。
夏の空には鳥が舞い、青い空に白い雲が見事に「夏」を演出していた。
さて、そんなこんなで今回のツーリングは終了。比較的近距離だが、ちょっとしたワインディングもあって十分満足できる
内容であった。でもそろそろ宿泊ツーリングもやりたいですなぁ…。
−おわり−
