多くは語るまい…。
短い期間ではあったが、アルテッツァと過ごした時間をアルバム化しました。


この「4145」というナンバーは、実は事故で昇天した「MR2」と同番号。
その思いが捨てきれず、わざわざナンバー指定をしました。

 

遠距離恋愛だった嫁さんと共に納車されたアルテッツァ。
たった一日間、貴重な時間を調整してもらって納車に立ち会ってもらった…。
ディーラーの人にも沢山お世話になりました。
前車「MR2」と比べると、全てにおいて「劣る」と感じざるを得ませんでしたが、
それまでの日本車にはない独特のキャラクターと、クルマとしての位置づけに自然に引かれ、
いつの間にか「オーナー」としての誇りを感じるようになりました。
デビュー当時、月間登録台数7000台を記録した「アルテッツァ」は、2003年8月は600台まで低下。
1998年デビューで5年落ちのクルマとして考えれば、それは当然かもしれません。
しかし、今なお「コンパクトなFRスポーツセダン」というアルテッツァの直接のライバルは不在です。
私はその資格を失ってしまいましたが、現オーナーの皆さんは「誇り」を持って接してあげてください。

 

納車して一週間後で慣らしを兼ねてのドライブ。
マフラーもまだノーマルです。
この頃はまだアルテッツァは納車待ちが続いており、
道行く人やすれ違うクルマのドライバーが
みんなじろじろ見てました。
嬉しいような、恥ずかしいような…。
フロント斜め前からのビュー。
コロナを彷彿させるようなフロントグリルが嫌だったので
スポーツグリルを装着しましたが、ホーンが丸見えに。
いつか交換しようと思ってましたが、それは結局かなわぬ夢に。
これまた個性的なリアビュー。
今ではユーロテール採用車が多いですが、当時は
アルテッツァだけのもの。まさしく個性の塊。
テールランプ部分をクリアレッドで塗って、
「大人仕様」にする人がいましたが…。
モデリスタによる特別仕様車でラインナップされました。
ワイドなタイヤハウス上の張り出し。
車高は高いのですが、このような巧みなデザインワークによって
かっこ悪さは感じませんでした。
ライバルのレガシィB4はアルテッツァとは逆に
日本人受けするボックス的なデザインで真っ向対決。
「個性」ではアルテッツァに軍配。
こうして写真で見ると高級感に満ちたコックピットのように
見えますが、実際は樹脂パーツが随所に使われて
「250万もする車に見えない」と私は酷評。
しかし「Lエディション」や後期型はソフトパッドを多用して品質向上。
私は一言「出来るんだったら最初からしろよっ!」
操作系はとても使いやすかったですが。

ドライバーの視点はこんな感じ。ボディの見切りは少々悪いですが、
ショートノーズのお陰で狭い道でも楽々。
3ナンバーですが扱いやすさはコンパクトカー並み。
ただし無造作に配置されたワイパーが視界に入り込み、
まとまりの悪さを感じさせました…。

イグニッションキー照明は全車標準装備。
インパネカラーと同じくアンバー色に光り、スーッと消灯する様は
高級感抜群!
この装備、慣れてしまうと非装着車の夜間でのキー挿入で
不便を感じさせずにいられなくなります。
でもキューブはキー要らずなので、そんな不満も無しですが。
運転席から後ろへ振り返った場合の視界。
高いシートバックと傾斜の効いたリアガラスのお陰でイマイチ。
バックするときはドアミラーで良く確認しましょう。
「Zエディション」はステンレス製スカッフプレートを装備。
特に無いと困るわけでもないが、高級感の演出には
欠かせないアイテム。
その他の内装周りをもうちょっと頑張ってくれたらなぁ…。
「Lエディション」にはドアカテーシランプ(ドアを開けた際に赤く光る)
が標準装備。あれは欲しかったな〜。
左側レバーはワイパー系の操作レバー。
中央のダイアルで間欠ワイパー速度を調整します。
あれだけ寝ているリアガラスなのに、何故かリアワイパーの設定が
無いのは悲しい…。ハイマウントストップランプに干渉するから?
右はライト・ウィンカー関連の操作レバー。
中央のダイアルはフォグランプのスイッチ。
後期型は「コンライト」(オートライト)が装備される。
ドアパネルにはパワーウィンドウスイッチとドアミラー調整
スイッチが並んでいます。
操作性は良く、特にミラー調整スイッチは姿勢を変えずに
調整できるためとてもよい。
センタートンネル上に設置された小物入れは
ドリンクホルダーとしても使えます。
しかしペットボトルなど背の高いものを入れてしまうと、
ギア操作が難しくなります。もう少し配置を考えて欲しかった…。
サイドブレーキも助手席に干渉しており不適切だと思います。
その後ろのコンソールボックスは、マグネットロックによる開閉式。
EMV(エレクトロマルチビジョン)装着車はカップホルダーの
位置がここになるのですが…ちょっと不便では?
その後ろにあるのは後席用灰皿と引き出し式カップホルダー。
メーター照明はスポーティなアンバー色。
もろに某欧州車を意識しています(爆)。
純正オーディオを装着すれば、コンソールと綺麗なコンビネーション。
後期型は中央にタコメータを配置して、視認性が落ちた
速度計を補佐するデジタルメーターが追加された。
テールランプ点灯状態。
寒冷地仕様は内側二灯はバックフォグフォグになるため
点灯しません。
同仕様かどうか識別するのに役立つ豆知識!

トヨタの誇るスポーツエンジン・3S-GE。
デビュー当時は150psにも満たないパワーでしたが、
LASRE→Beams化によって一気にパワーアップ。
アルテッツァに搭載されているのは「デュアルVVT−i」採用で
210psを誇り、ホンダVTECといい勝負。
スポーツエンジンの主役は1.8リッター2ZZになり、
2リッターの主役は実用性重視の1AZに譲ったけど、
レースの世界ではターボ付「3S-GTE」が今なお現役で活躍中。

 

 

スポーツマインドあふれる造りで、多くのファンを魅了した「アルテッツァ」。
まもなく登場と噂される、新型はどのような車になるのか?
さらなるパフォーマンスとスポーツマインドを引っさげて登場してくれることを期待したい。

 

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